4月22日(土)

 のんびり歩いてグレートホステスへ。
 もはやいないことを前提として行っている。何のために行っているんだか。

 駐輪場を見ると、沙夜ちゃんのものにそっくりな自転車がとめてある。
 いつも紛らわしいのだが、これは見知らぬ人の自転車だ。

 駐車場を出て、帰ろうと歩きながらもう一度店内を見た。若木さんがレジにいた。あの後姿は間違いないだろう。
 入らないので、あまり見つかりたくない。足早にこの場から立ち去った。

 ただのウォーキングでした。

4月23日(日)

 車で仕事に行き、そのままグレートホステスへ行った。
 今日はまだ何も食べていないので、ここで普通に食事しますか。

 店に入る。
 もはや見たことのない店員さんが出迎えに来た。あなたはだれ?
 四人がけの席に通された。

 今座っている席は、沙夜ちゃんに手紙を渡そうとして失敗したときの席。だが遠い記憶になってしまっているのか、前ほどなんとも思わなかった。
 座っていると、今にも沙夜ちゃんの声が聞こえてくるような気がしてならなかった。
 もはや懐かしい存在になってしまっている…。

 見知らぬ店員(これはいつもいる人ね)が注文をとりに来た。
 さっきはグレホに来ようかラーメン屋に行こうか迷っていたので、グレホでラーメンを食べることに。パーコー麺とポテトを頼んだ。
 1回の食事としては高い出費。たまにはいいか。

 相変わらず店長はがんばって働いておられる。
 沙夜ちゃんのこと、なんか教えてくれ。
 その店長、ワシのことをチラッと見た。気になるなら何か教えてくれ。
 そしてあいたお皿を下げに来た。すごく慣れた下げ方だった。

 食事も終わったので、長居することなく店を出た。

 もうね、沙夜ちゃんの気配がしないよこれ。
 あ、トレイの清掃チェック表を見るのを忘れた。もしかしたら違う時間帯に…。
 往生際の悪いことはもう言わない。

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